スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

唯神論・楽園2

 蛇は思考する。
思考は波動である。
その波形と波長による思考。
まだ思考とは呼べぬその思考は、“在る”と“無い”に始まる。

 唯一無二の存在である蛇にとって、人称は存在し得なかった。
他者が不在であるが故に、“我”もまた不在である。
ただ蛇という波動があり、そのほかになにも存在しなかった。

 故に、孤独も愛も葛藤も存在しない。
ただ、虚無に在らず。
蛇と言う波動のみが存在する。

 やがて、蛇は無限の空間に散在する波動を集め凝縮することに思い至る。
それは限りなく凝縮されてゆく。
そして、観念上の存在でしかあり得ない“点”にまで収斂されてゆく。

 ここにおいて、蛇は初めての意思を発動する。
その意思は“在れ”であった。

 無限に凝縮された波動が、一気に拡散する。
無限大の質量が生まれ、エネルギーの奔流となり広がってゆく。
光が生まれ、音が生まれ、空間が生まれ、時間が生まれ、質量を持ったものが生まれ、それらはあまねく広がってゆく。

 宇宙が開闢された。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。