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メドューサ・ファイル6

 黄昏は夜に変移し、夜は新たなる黄昏と移ろいゆくころ、少年は漁に出る。
彼と彼の母を庇護する初老の男と共に。
男はこの島の王の兄でありながら、漁師を生業とする実直で柔和な人物だ。
そして風変りな男でもあった。

 従う事も、従える事も良しとせず、ただ天地の間にたゆたうように生きる男だった。
人間嫌いというわけではない。
男を慕う人々は多い。
男は誰とも対等に付き合った。

 ある日、小舟でこの島に漂着したペルセウス母子を庇護したのも、男にとってはただの成り行きだった。
ペルセウスの母
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