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唯神論・楽園

楽園



 エデンは中有に浮かぶ。
楽園は未明に在る。
光は未だ現れない。
故に闇もまだ生まれない。
エデンは光と影が別たれる以前の、黄金の黄昏に
満たされている。
 生まれ出る以前の世界。
生と死は未だ別たれてはいない。
全ては、有と無の中間でたゆたっている。
故に中有という。
 ただ、意識がある。
意思があり、思考がある。
混沌とした精神の萌芽である。
 “混沌”は生と死を内包している。
世は死の尾を咥え、死は生の尾を咥える。
故に“混沌”の姿は巴紋で表される。
 “混沌”は光と闇を内包している。
光は闇の頭を抱き、闇は光の頭を抱く。
故に“混沌”は白と黒の巴紋であり、太極である。
 “混沌”は有と無を内包している。
有は無へ転じ、無は有へと転じる運命力を持つ。
有と無の輪廻に終わりは無い。
故に“混沌”は無限の螺旋である。
 故に“混沌”は、自らの尾を咥えた蛇である。
始まりも終わりも無い蛇である。
それは、永遠である。
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